『県内初サッカー専用スタジアム、富山駅南が候補 全国有数「まちなか」に立地』(2024年12月12日、北日本新聞)

https://webun.jp/articles/-/722761


専門家の皆さんへのつぶやき(2024/12/14)

たとえば、左の県内初サッカー専用スタジアム候補地(もとは、県武道館予定地の候補地でしたが、県総合運動公園の方に変更になりました)と右のいたち川の間の道路の一部を橋脚にして、下を水路にして、そこに閘門を作ることは可能でしょうか?そこに乗船場もつくり、川からサッカー専用スタジアムへアクセスできるように。右手のいたち川には可動堰をつくり、いたち川の流量に合わせて堰の角度を自動的に調整して水位を一定に。松川の水位も一定になるように。

可動堰の自動化が肝になりそう。AIとかも使ったり、気象情報と連動させたりすればいいかも。故障が起こらない信頼性の高いものに。

そして、更なる安心のためには、いたち川上流からの分流でしょうか。サンアントニオの地下放水路(逆サイフォン方式)のような(参考リンク)。

リバーウォークも繋ぎ、階段のないところには階段もつけたら、ずっと歩けるようになりますね。

かわまちづくり支援制度(国交省 水管理・国土保全局)」「都市再生整備計画事業〔旧まちづくり交付金〕(国交省 都市局)」など、いろんな制度を使えばいいかも!

 


過去の県議会で、松川からこの富岩運河環水公園まで遊覧船が運航できるよう整備してはという提案がありました。


1997.12.11 : 平成9年12月定例会 一般質問

◯5番(杉本 正君)
次に、「水の都とやま」のイメージづくりについてお伺いいたします。
観光目的でなくても、年間を通じて多くの人々が、いろんな会議やイベントの開催で県都富山市に来られます。その場合は、中心部のホテルに宿泊され、そして会議の合間をみて2時間から3時間、富山市内を観光されるケースが多いと思います。こういう人たちに対する観光についても、もっと研究すべきであると思います。
私は、「水の都とやま」というイメージをもっと打ち出し、いろんな施策をとるべきだと思います。この県庁や市役所の横に松川が流れております。県や富山市などいろんな関係者の皆さんの御努力のおかげで、船だまりの整備や護岸の整備や舟橋、七十二峰橋、華明橋の整備、また遊覧船「滝廉太郎号」も登場して観光客を喜ばせております。
ことし8月に富山市ではルックルック富山招待事業を行い、三大都市圏の旅行雑誌編集者、新聞記者、旅行エージェントなどを招待して、市内及びその周辺の観光資源や観光施設を見聞体験してもらいましたが、その中の意見として、「松川の遊覧船に乗ったけど、桜の季節でないので味気なかった。もっと護岸に花を植えるなどの工夫をすればどうか」という意見が多く出されたそうです。私はアメリカのサンアントニオにもイタリアのベネチアにも行ったことはありませんが、グッドラックの中村孝一社長さんによると、富山の松川はきちっと整備すればこれらの「水の都」に劣らないものになると言っておられます。遊歩道や護岸整備についての当局の見解をお伺いいたします。
また、今、駅北の富岩運河環水公園の整備が進められておりますが、松川からこの富岩運河環水公園まで遊覧船が運航できるように整備すれば、「水の都とやま」のイメージアップにつながると思いますがどうでしょうか。当局の見解をお伺いして、私の質問とさせていただきます。御清聴ありがとうございました。

◯土木部長(白井芳樹君)
観光についての御質問のうち、まず松川べりの遊歩道や護岸の整備についてお答えいたします。
松川は、県都富山市の中心部を流れる川でありまして、その水辺は潤いと安らぎの場として多くの県民、市民に親しまれているところでございます。県としましては、これまでも城址公園沿いの親水護岸や磯部地区の遊歩道などを整備してきておりまして、今年度は舟橋南町において魚の生息環境にも配慮した親水護岸の整備を進めているところでございます。また、富山市におきましても、橋の改築にあわせた修景や照明灯の設置、法面の植栽を行うなど、松川に浮かぶ船からの眺めにも配慮した整備が進められているところでございます。さらに今年度は、県におきまして水と緑の県づくり推進調査を実施しておりまして、富山市では松川やいたち川を中心とした水と緑のネットワークの整備について検討しているところでございます。
今後とも富山市と連携しながら、「水の都とやま」にふさわしいものとなるよう松川の整備を進めてまいります。
次に、松川から富岩運河環水公園まで遊覧船が運航できるよう整備すればどうかという御質問にお答えいたします。
御案内のとおり松川の遊覧船は、松川茶屋の乗り場から上流は舟橋まで、下流はいたち川との合流点までの区間で運航されております。この遊覧船を松川からいたち川に乗り入れて富岩運河環水公園まで運航することは、平常時つまりふだんでもいたち川の流れが速いことや水深が浅いことなどから、現在運航されている船では困難であると聞いております。また、降雨時つまり雨のときは、松川は神通川に放流する施設があり、流れは比較的安定しておりますが、いたち川は1時間のうちに水位が1.5メートルも上昇することがあるなど、水位や流速が急激に変動する川でございます。この場合、例えば船が洪水の流下を妨げないかという治水上の問題や、水面が上昇して船が橋の下を通れなくなったり橋げたなどに衝突するおそれがないかという点、さらには船のお客さんの安全の確保など、船の運航にはいろいろな課題があると考えております。
 こうしたことから、まずは船を運航する側において、増水時の安全対策やいたち川の流れに見合う船の導入などを十分検討されるべきであると考えますが、その検討状況を見ながら、そうした課題が解決されるのであれば、県としても河川の整備や管理の面で検討してまいりたいと考えております。
以上でございます。


2014.06.25 : 平成26年6月予算特別委員会

浅岡委員
次に、中心市街地の活性化に関した地元の課題について、幾つか質問させていただきます。
近年、富山に来県する国内外からの観光客が増加している中、魅力ある富山市の中心市街地における観光スポットとしての松川といたち川の河川整備の充実が問題提起されて久しくなりますが、直近では2012年12月の予算特別委員会にて、杉本委員が高志の国文学館までの松川のしゅんせつと観光遊覧船の運航延伸に関して質問されまして、当時の柴田土木部長が、富山市及び関係者と協議し研究すると答弁されております。
その以前は、2004年9月定例会一般質問にて、松川など観光振興に関していたち川の改修計画と、松川、いたち川との合流点付近──合流点付近というのは、配付資料の2)の図のA)の部分でございます。
今ここは現在固定で堰化されていますが、ここの可動堰化による観光遊覧船の運航範囲の拡大についての質問がありまして、当時の吉田土木部長が、松川の水位を確保するために、新たに可動堰を計画し、国と遊覧船運航会社などと協議しているとしておられます。
そして、可動堰を設置した場合には、遊覧船の運航範囲が広がる可能性があると答弁されております。
そこで、現在、松川を運航している観光遊覧船は舟橋から──舟橋というのは、この図の右側のところです。それから、松川といたち川の合流点、A)地点です──までの間で運航しておりますが、運航範囲を環水公園──環水公園というのは、この左側の取水堰1)のところのこのあたりに牛島閘門というところがあるんですが、ここのところです。環水公園まで延伸するためには、河川整備の点でどのような課題があるのか、林土木部長の御所見を伺います。

林土木部長
いたち川における富岩運河環水公園から松川の合流点までの区間につきましては、親水護岸や河床掘削などの整備がほぼ概成しておりますが、いたち川の河床掘削に伴い、松川の水位が低下することから、景観や遊覧船の運航に配慮をしまして、松川の従前の水位を確保するために、今ほど委員が御指摘のように、いたち川と松川の合流点付近に固定式の堰を暫定的に設置しているところでございます。
その区間で遊覧船を運航するには、水深を確保することや、流れに逆らって船が進行できるほど流れが緩やかなこと、また途中に堰などの落差がないことが必要であります。
これらの条件に対応する案としましては、まずは松川で約2メートル、いたち川で約1メートル、河床を掘削する方法が考えられますが、護岸や橋梁の基礎部への根継ぎが必要なことや、水位も1メートルから2メートル低下することから、景観に支障が生じるといった課題があります。
また、別の方策としましては、下流にある牛島閘門横の可動式の堰を高くしまして、いたち川の水位を約2メートル上昇させ、現在の松川とほぼ同じ水位とする方法も考えられますが、完成しているいたち川の親水護岸の遊歩道が水没することや、可動堰が開くのに時間を要するため、ゲリラ豪雨等により急激な水位上昇が生じた場合、いたち川が氾濫するおそれがあるなどの課題があります。
このような課題があることから、遊覧船の富岩運河環水公園までの運航区間の延伸につきましては、これまでもいろいろと検討してきたところでありますが、いたち川及び松川の水位対策や景観にも配慮しながら、引き続き検討してまいりたいと考えております。



また、過去の県議会で松川といたち川の合流店の下流に可動堰を設け、いたち川の上流への航路延長について提案されました。


2004.09.15 : 平成16年9月定例会 一般質問
◯17番(佐藤英逸君)
次に、松川などの水辺を生かした観光振興について、当初予算で30万円がついております。先日も松川茶屋で食事をしていると、平日の日中ですが、笹舟にお客さんが何人も乗られて楽しんでいるのを何回も見かけました。聞きますと、「今まで富山を素通りしていたが、ツーリストで観光パンフレットを見て遊覧船があるのを知り、ぜひ乗りたくて来た」とのことであります。いたち川の中流にあって街なか観光の観光スポットの目玉であり、県の名水百選にも選定されている石倉町泉橋の延命地蔵尊には多くの人が毎日名水をくみに来ています。9月5日にも、いたち川グルメツアーと名づけて、街なか観光の一環として、まちづくりとやまが街なか歩こう会を行ったところであります。点から線へ、そして面へと広がりつつあります。
そこでお聞きします。
いたち川の改修計画で川底を下げることにより、松川との合流点からいたち川上流方向に船で上がることが可能になるとのことですが、いたち川の改修の見通しはどうなっていますか。また、松川のように船を観光資源として活用できないか、土木部長そして商工労働部長にお聞きします。

◯土木部長(吉田弥一郎君)
次に、観光振興についてのうち、いたち川の改修により松川との合流点から上流方向に船で上がることが可能になるとのことだが、いたち川の改修の見通しはどうかの御質問にお答えをいたします。
一級河川いたち川の整備状況としては、計画延長8.3キロメートルのうち、神通川合流点から県道富山立山魚津線のいたち川橋までの6.8キロメートルの護岸が概成したことから、流下能力の確保のため、下流から順次河床の掘削工事を進め、赤江川合流点まで終えたところであります。
松川との合流点部につきましては、河床掘削工事を行いますと、それに伴って松川の水位が約30センチ下がり、すぐれた水辺景観が損なわれることが懸念されますし、観光遊覧船の安全運航にも支障を来すおそれがあるということでございまして、このことから松川の水位を確保するため、松川合流点の下流に新たに可動堰を計画しております。このことについて、現在国や遊覧船の運航会社などと協議しているところでございます。
県としましては、一日も早くいたち川流域の治水安全度の向上を図ることが必要と考えておりまして、この可動堰も含め、富山地方鉄道不二越上滝線下流までの河川改修工事を平成18年度末までに完了させたいというふうに考えております。
なお、この可動堰を設置した場合の副次的な効果として、いたち川が松川合流点から上流約200メートルの区間で水深が若干深くなり、流速が遅くなることから、遊覧船の運航範囲が広がる可能性があるものと考えております。


2007.03.07 : 平成19年2月予算特別委員会

佐藤委員
そこで、16年9月の議会で、松川といたち川の合流点に可動堰を設ければ、遊覧船の運航範囲が広がるとの答弁がありましたが、実際歩いてみて、先ほどのような感想を持ちましたし、しゅんせつをしていただければもっと行動範囲が、可能性の範囲が広がるということをつくづく感じた次第であります。
可動堰という計画だったと私は理解していたんですけれども、固定堰になっておりますけれども、それでも同じ効果がありまして、きのう歩いても、大きな石ころを取っていただければ、このときに答弁されていたのと同じように、200メーター先まで、さっき言いましたような生活感のあるすばらしいいたち川地域を遡上することができるというふうに思いましてしかし、川の中をのぞいてみますと、やっぱり石があって船が上れないんじゃないかということを感じたわけであります。200メーターからもうちょっと行くと、石倉町の延命地蔵もあるということで、富山市のまちなか居住の観光スポットの大事な地域になっているところにも到達できるわけであります。
そういう意味で、この川底のしゅんせつをしていただくということがないと、運航できないんではないかというふうに思いますけれども、土木部長は実態をどのようにとらえておられますか。

埴生土木部長
お答えいたします。
いたち川では、流下能力確保のため、下流から順次河床を掘削する河川改修を進めてきたところでございます。
委員御指摘の松川との合流点の堰でございますが、その後の検討によりまして固定堰となっておりますが、これはいたち川の改修工事に伴い、松川の水位も下がるということで、景観や遊覧船の運航に配慮しまして、従前の水位を確保するために設置をしたものでありまして、現在、その効果を発揮しております。
ただ、委員御指摘のとおり、現在、いたち川の松川合流点付近では一部に土砂の堆積、転石なども見られますことから、今後は治水上の安全確保のためにもしゅんせつ等を検討してまいりたいと考えております



富山駅周辺整備事業の概要
(富山市活力都市創造部 富山駅周辺地区整備課)

https://www.city.toyama.lg.jp/shisei/machizukuri/1010796/1006485.html