松川と、いたち川の合流点の水門案(松川の水位安定と、いたち川の逆流防止。そして、環水公園への舟運)について考えてみました。(2018年12月24日、少し修正しました)

【前提条件】

1)松川は上流の磯部の水門(松川水門)でゼロカットできるものとする。
(実際には、神通川の水位が飛騨地方の豪雨などで上昇すると、松川上流からの水を神通川へ放水できなくなり、松川水門を開けざるを得ない。 → 松川水門付近に神通川への排水機場を設置することにより、この問題は解決できる可能性がある。ただし、神通川の水位に余裕がある場合)

2)松川の途中からの水の流入は少ないものとする(実際には、松川橋下流右岸、七軒町排水ポンプ場、助作川、三仏川、桜橋上流右岸の旧火防線、松川雨水貯留管からの排水[舟橋下流左岸、助作川合流点のすぐそば、富山市役所向かい?]、その他小さな配管からの流入がある)。→ 大雨時の助作川からの流入が多い。また、台風の前など大雨が予想される時に行なわれる松川雨水貯留管からの排水も結構多いかも?

3)赤江川との合流点から、松川との合流点まで、いたち川を浚渫して河床勾配を減らし、舟の運航を可能にしたものとする。

4)合流点から環水公園横までの間を運航中のゲリラ豪雨による、いたち川の増水に対応するため(当然、県美術館横のラバーダムも倒れ、流速が高まると予想される)、途中に船の退避場(お客さんにはそこで降りてもらう)を設けるものとする。

5)生態系への配慮(魚道など)、景観上の配慮を行なうものとする。

【免責事項】

このプランはあくまでも個人の妄想に基づいております。一つのたたき台としてご笑覧ください。(ただし、デザインはグッドラックに所属します。シェアは自由です。なお、地図は、AppleMapを使用しています)
東横堀川水門の動画を見ていて思いつきました。

更に、妄想をふくらませたのがこちら。
サンアントニオと富山市をほぼ同縮尺で並べてみた。そして、サンアントニオのような地下放水路について妄想してみた。

【2022年9月23日追記】いたち川の水量が増し、水位が上昇すると、松川にいたち川の水が流れ込みます。松川の流れとは反対方向なので、逆流しているように見えます。つまり、松川は、いたち川の氾濫を防ぐ「調整池」的なものとして、県の治水計画で位置付けられている可能性があります。そうなると、上記の案を実行すると、それまで松川に逃げていた水が逃げられなくなり、いたち川の水位が上昇し、千歳橋付近などで溢れる危険性が高まるということになります。そうなると、やはり、いたち川の分流路(例えば、地下トンネル)、または調整ダムや地下貯留管などが必要ということなります。あるいは、流域治水で、いたち川に流れ込む水自体を減らす方法もあると思います。